文化と風土

2.まなび
国境も国土の境界線も、国のかたちもいつも同じで永遠ではなく、常に変動したりするもの。
地震で国の輪郭が大きく変わったり、ふたつの国が統合したり、人間の指のサイズだって常に同じとは限らないのだから

西ドイツって、各都市がわりと同等クラスの規模で、一局集中型の東京みたいな突出した都市とならず均一に発展してきた。西ドイツというより旧西ドイツといわなければ。もうとっくにベルリンの壁がなくなって久しい。
チェコスロバキアもない。チェコとスロバキアになった。ユーゴスラビアもない、アルバニアもない。
経済の自然競争によって、かつては貧しかった都市ほど豊かに栄えている。バイエルンは土地も安かったしまだ手つかずだったところほど、優秀な人材も残っていたからだと。
健全な自由競争は格差を生むのではなく、うまく格差を調整するということが日本人はわかっていない。全国一律よりも自らの自然競争で発展するドイツをみならいたい。

土地柄 お国柄とリングのデザイン

各都市によって、その土地柄のひとびとの気質というようなものをひとくくりできるような慣習があると思う。
例えば行列の作り方ひとつとっても、公共の暗黙の了解があるものだ。よそ者という言葉があるが、別の土地に旅行などしてみると、その地域ならではのひとびとの行動が見えてくる。関西からみると東京はお行儀良すぎて気取っているととられるほど、関西は横入りが上手だったり。そういう点はかなり関西と中国が似通っている。大阪のおばちゃんはそんな中国人のどこでも順番無視みたいなところにあまり違和感を抱かないらしい。
東京であれば、朝のラッシュの電車のホームでは美しい3列を作ってドアごとに整列してから順に乗り込むのも常識。
デザインの好みでさえ、関東と関西は違う。
どちらかというと関西の方が目立つデザインを好み、東京のひとはあまり前面に押し出すより、隠れたところにおしゃれを効かすのを好む。指輪のデザインも、幅広の凝ったものを選ぶ関西とシンプルで派手でなく、ちょっとだけひねってあるもの、渋いもの、落ち着いた雰囲気を好む関東とに分かれる。